2020年3月23日月曜日

勝光山

地図番号勝光山

  • 庄原市比和町三河内と川北との境にある山(標高947m)です。見る方向からは山頂が双峰になっている美しい山です。
  • 川北では「勝甲山」、三河内では「祥高山」と書いていたといわれています。
  • 古名は「正香山」で、正香山祇命(マサカヤマズミノミコト)という山の神の鎮まる山であったとされています。
  • 天台宗が盛んであった頃、この山は修行僧の集まる聖地になり、その坊12に及ぶ盛況ぶりと記されていますが、やがて乱世となり廃壊し、その霊仏は近くに移されたとされています。
  • 古書のひとつに、その12坊は比和町のもので、慶雲・城福・正福・大福・栄昌(永昌)の諸寺が記され、別書には、神宮寺・浄土寺、三日市の勝光寺などもあげられているものの、真偽のほどはさだかでないとされています。
  • また、勝光山はろう石の産地です。昔は、八角石とか六角石といって名産になっていたそうですが、ろうに似た触感があるので、後に、ろう石になったといわれています。
  • ろう石とは ”滑石(かっせき)は最も軟らかい鉱物です。爪でも傷を付けることが出来ます。白色が本来の色ですが、不純物によって、淡緑色や淡紅色のものも存在します。ろうそくのような光沢と感触を持っているので、ろう石とも呼ばれています。紙が高価だった時代、子供達は道路や壁などに、ろう石で絵を描いて遊んだそうです。滑石は印鑑や化粧品の材料として利用されています。上質な西洋紙(事典などに使われている真っ白な厚紙)には滑石が混ぜられおり、本が重たい原因となっています。文字を書くのに使用された滑石が、文字を書かれる紙に利用されているとは、不思議な話です。”引用http://www.istone.org/talc.html
勝光山(右側の双峰)

三つ子山(左)から勝光山(右)山並み
三河内からの眺望




地図

0 件のコメント:

コメントを投稿